赤ずきんチャチャ
彩花みんによる少女漫画作品。またこれを原作にしたテレビアニメ。漫画の原作は、魔法の国のうらら学園を舞台に見習い魔法使いのチャチャが仲間たちと巻き起こす(巻き込まれる)ドタバタを描いた学園ギャグ作品である。
ストーリー
チャチャは赤いずきんがトレードマークの、魔法使いのたまご。もちもち山の小さな家で、世界一の魔法使い・セラヴィーの弟子として生活している。魔法の腕は未熟で、とんでもない失敗を引き起こしてばかりだが、セラヴィーや幼馴染でボーイフレンド兼ペットの狼男・リーヤと共に、楽しく日々を過ごしている。
ある時、チャチャとリーヤはひょんなことから、うりずり山に住むセラヴィーから世界一の称号を奪うことを狙う魔女・どろしーの城を訪れた。どろしーの弟子・しいねはチャチャを見るなり彼女に一目惚れしてしまい、以来、チャチャ、リーヤと行動をともにするようになる。
概要
* 原作漫画は「りぼん」に1992年10月号から2000年8月号までにかけて連載された。単行本全13巻、文庫版全9巻。
* アニメは1994年1月7日〜1995年6月30日に、テレビ東京系列にて毎週金曜夕方6:00〜6:30放送。全74話。スポンサーの意向で原作漫画にない要素が追加されている。
* アニメ化当初はアニメ雑誌等でも決して注目されていなかったが、キャラクターのぶつかり合いに加え、実験的ともいえるギャグ演出に急速に評判が高まり、3度にわたってアニメ雑誌の表紙を飾るまでになった。
* 辻初樹監督のもとにスタッフとして参加した若手演出家の大地丙太郎、佐藤竜雄、桜井弘明らがキャラクターを暴走させ独特のギャグ演出を作り出した。その後の大地演出のギャグ路線はここから始まった。佐藤、桜井もこの作品で自信を深め監督に昇格していく。
* 本作の舞台となる世界(星)は「地球に優しい〜」のセリフから「地球」である。ただし、それが固有名詞としての「地球」かどうかは不明。
セラヴィー
声優:泉類亨
魔法使い世界一に認定されている。魔法に限らず、ピアノ、空手、料理と、何をやらせても人に負けたことのない天才肌の男。風貌さわやか、物腰柔らかだが、恨んだ相手には容赦しないなど結構根性が悪い。極度の寂しがりやでもあり、子供たちやどろしーが逃げないように世界破壊をしようとした事もある。どろしーに好かれたい一心で何でも完璧にこなせる人間を目指してきたのだが、それがかえってどろしーのプライドを傷つけ、嫌われる原因にもなっていた。チャチャの母の押しかけ弟子だが、そもそもは魔法使いになるつもりすらなかった。2代前の世界一の魔法使いの魔法を見よう見まねで段違いの魔法を返したり師匠であるチャチャの母が研究した魔法を師匠よりとてつもなく早くこなし「師匠への最後の恩返し」をかなり早い時期に達成したりと潜在魔力がかなり高かったと思われる。
いつも愛用の人形エリザベスと腹話術で会話している。そのことで周りから変態扱いされている。エリザベスは金髪だった頃のどろしーに似せたもの(その設定でアニメではどろしー役の大坪、冨永がエリザベスの声も出している)。昔からどろしーにベタ惚れで、子供の頃にした結婚の約束を今でも覚えている。物語後半では、大魔王の息子である事実が判明、勝負に負けて跡を継ぐ羽目になる(ちなみに本名はサンダル。セラヴィーの由来は荻野目洋子の歌の歌詞から)。最終的にどろしーと結婚、男女の双子の父となる。A型。
しいね
声優:日高のり子
通称「しいねちゃん」。男だが自己紹介も含めて常に「ちゃん」付け。中性的、軟弱、一見優等生風だが小ずるいといった典型的現代っ子である。どろしーの弟子。魔法使いの弟子としては優秀で、飛行・変身魔法を主に使い、召喚や魔法攻撃(魔法弾)もこなす。チャチャを巡る争いでは終始リーヤより有利に進めるが…。はげることを恐れており、密かに育毛剤を買うためにお金を貯めている。重度の夢遊病で、寝ぼけると誰にでもキスをする。アニメ版ではよく妄想をする。
家掃除や家事が大好き。耳掃除も大好きで、しばしば耳かきと懐中電灯を持ち歩いて誰彼構わず耳掃除をしようとする。幼少の頃は体が弱く、いつも白目を剥いていた。魔法使いになったのは「初恋の人が魔法使いだった」母親の意向。動物に変身させられたときはプレーリードッグになった。最終話では世界一の魔法使いになり(経緯は不明)、育毛剤の開発に執念を燃やす。おとめ座のAB型。
リーヤ
声優:香取慎吾/PC-FX版では金子幸伸
狼男家族の末っ子。自由に狼に変身できるが、その姿はどう見ても子犬(「バカ犬」とも呼ばれている)。本人は「格好良い」と言われたいが、いつも「ふわふわもこもこの可愛いラブリーわんわん」と言われてしまう。頭は3歳児並みだが腕っぷしは強く、家ほどもある岩石も軽く振り回してしまう。犬用の首輪も外せないほど不器用。凄まじく大喰らいだが、狼男としては極めて少食。両親は赤ん坊の頃に亡くなっていると思われていたが、実は生き延ていた。チャチャを巡って、長らくしいねちゃんと恋敵の間柄だった。また、しつこく追いかけ回すマリンを怖がっており、彼女が登場するととっさに狼に変身する(マリンはリーヤが狼男である事を知らないため、いつも彼女に酷い目に合わされている)。
口癖は「俺は犬じゃねぇーっ!」「〜だじょーっ…」「…なのだ〜」(作者の口癖で、コミック7巻以降のみ)。一時期はセラヴィーの作った魔法の靴で空を飛んでいた。ドルフィンガーにピンチを救われて以来、ヒーローマニアと化す。異常なほどにくじ運がいい。チャチャからウサギさんの髪ゴムをもらって以来、最終回までずっと付けている。後に売れっ子の画家になる。4月1日生まれのおひつじ座のO型。
チャチャ
声優:鈴木真仁
主人公。飛行・召喚魔法を主に使うが、よく失敗する。攻撃魔法は教わっていない。ただ飛行魔法があまりにも下手でよく頭から落ちていたので、セラヴィーに防護用の赤ずきんを作ってもらい、それ以来欠かさずつけている。今でもほうきに二人乗りはできない。ネズミが大の苦手。リーヤ、しいねちゃんの二人のボーイフレンドがいるが、恋愛感情と呼べるほどのものは持っていない様子。とはいえ、リーヤがピンチのときや、他の誰かにベタベタされると爆発的に怒りだす。
セラヴィーの弟子。口癖は「〜なの」。動物に変身させられたときはコアラになった。徐々に腹黒い一面も見せるようになった。また、爆弾魔の妹・チュチュがいる(アニメ版では未登場)。料理はかなり下手。後にリーヤと結婚する。しし座のO型。